東西南北見聞録・・。

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日本の旅 北海道 稚内公園でこの俺が涙した。

稚内市の先っぽ近くの高台に稚内公園という場所があり、
稚内港が見下ろせる道すがらに「九人の乙女の像」が静かに立ってます。

サハリンが日本領で樺太と呼んでいた時代そこの街にあった郵便局の電話交換手の女性達を模した像・・・。


その街にソ連軍が攻め込んできている時に町の連絡係で最後まで局に残り最後の言葉を連絡した後皆で青酸カリで自決したというお話になります。

若い時からヤンチャでろくな人生送ってない自分は年と共に涙もろくなり、ここに立った時はもう涙涙でダメでしたね。
分かっていて来たところではなく、たまたま頂上からの下る途中に止まってみただけ・・
誰一人居なく、自分一人のこの場所がす~と頭を離れず、ちょっと旅のスタイルが変わった
きっかけにもなりました。

ここから稚内港を見下ろし先に見える岬の左端辺りが宗谷岬、その左向こうにうっすらとサハリンが見える・・、皆と一緒に船で脱出出来たのにと思うと手を合わせるしかありません。


こういうとこは観光地にはなって欲しくなく、気付いた方は是非足を止めて頂きたい、
天気が良く、雲も無く、サハリンが見える時に静かに訪れてみて下さい。

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